しあわせのパン

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公開日が待ち遠しかったです。


開演1時間前に着いたけど7割ぐらい席が埋まってて、すぐに満席になりました。
大泉洋さんと原田知世ちゃんと北海道の四季と月とスクリーンからにおいまで届きそうなパン。

物語りもちょっとだけ現実離れしているところもあって、絵本を読んでいるみたいでした。
「水縞くん」「りえさん」と呼び合う夫婦がとにかくステキ。二人のたたずまいがとにかくステキでした。ほわーん。
それから、不思議な常連さんたちもステキだった。
夏、秋、冬、そして春にまつわるお客様と水縞くんとりえさんのエピソードに泣いたり笑ったり、幸せになったりしました。
しあわせを運ぶパンはもちろん、一緒に出てくるお料理もどれもおいしそうでした。
パンを分け合うって、食べ物を渡してるだけじゃないんだよね。その人を思う気持ちを伝えてる。
パンじゃなくても誰かと一緒に食卓を囲むってやっぱりしあわせなことなんだと思いました。「たまにはひとりになりたーい」なーんて思うこともあるけど、ご飯は誰かと食べる方がやっぱりいい。

水縞くんが欲しいものは最後にわかったけど、りえさんの悲しみは何だったのかわからなかったけど、ふたりがしあわせならそれでいいかな。

ふっと見上げると月が出てて誰かのことを思い出す。って、私もよくある。
駐輪場を出るときに見上げた空にも月が浮かんでて、月浦の人たちのことを思いながら帰りました。

([み]2-1)しあわせのパン (ポプラ文庫)

([み]2-1)しあわせのパン (ポプラ文庫)