冬の小鳥

この間京都シネマ会員になった時にもらった無料招待券で見て来ました。

オフィシャルサイト
地味だけどいい映画でした。
ジニ役の女の子、内面からあふれ出てくる悲しみと寂しさをうまく表現してた。
それから笑顔がせつなかったなぁ。
原題は「新しい旅立ち」だけど、「冬の小鳥」って放題つけたセンス、素晴らしい。
大好きな父親に捨てられて施設に預けられた絶望から自分で抜け出して歩き出そうとする女の子のお話。
ただのお涙ちょうだいってストーリーになってない。施設の園長も寮母もシスターも誰も彼女に同情しない。でも、押さえきれない感情をぶつける術は教えてあげる。干してある布団をおもいっきり叩くこと。あのシーン、印象的だった。
寮母さんに歌を歌うシーンと養父母の元へ向かう飛行機の中で、父親の背中のぬくもりを思い出すシーン。それから空港に降り立って歩くたよりなさとその表情に涙がでました。