1月に観た映画

4本観ました。
 ・酔いがさめたら、うちに帰ろう。 
 ・海炭市叙景 
 ・ノルウェイの森
 ・リトル・ランボーズ
●「ノルウェイの森
公式サイト
話題作でしたがいろいろ残念な映画でした。村上春樹のあの表現、セリフとして音で聴くと心に響かなかった。60年代のインテリアとファッションは良かったです。キャストはいろいろ不満。緑役の女優さんはビジュアルはイメージ通りだったけど、あの棒読みがつらかったです。
高良健吾くんのキズキは良かった。(結局そこ?)けど、苦しみながら死んでいくところは必要?あれがなかったらほとんど出演シーンはなかったわけですが。
レイコさんももうちょっとボーイッシュなイメージの人が良かったな。不満なのは最後にレイコさんがワタナベと一夜を過ごすところ。レイコさんの過去(ピアノを教えていた女の子の話)のエピソードに触れることもなく、ふたりでずっと歌を歌うっていう二人だけのお葬式のシーンもなく、いきなり「私と寝て」って言われてもなぁ。
映像はきれいでした。東京で再開した直子とワタナベがひたすら歩くシーンとか、直子が過ごす療養所の広大な森とか。


●「リトル・ランボーズ
公式サイト
80年代のイギリス郊外が舞台。
ウィルは教会の教えに従う厳格な家庭に育ち、テレビ、音楽、映画一切の娯楽を禁止されている。想像の世界を絵に書くことが唯一の楽しみ。ウィルが親から放任されて育った不良少年カーターと出会ったことがきっかけで、映画「ランボー」を観てすっかり虜になり、「自分はランボーの息子だ!」と二人で映画を作り始め友情と絆が生まれるというお話。
80年代の文化があちこちに織り交ぜられていてワクワク。フランス人留学生のディディエはプリンスっぽかったりするし、劇中に流れる音楽も超懐かしー!
主役の男の子ふたりの表情がとにかくいい。二人で映画を撮ってるシーンはばかばかしくて微笑ましい。最後まで撮りきれなかったかと思っていた映画は、ウィルとカーターが大好きなお兄ちゃんの手で完成して、映画館で上映されるというエピソードがほろりとさせる。
で、家族はやっぱり最後には味方になってくれるのだ。厳格だった
ウィルのお母さんも、自分のことしか考えてなかったカーターのお兄ちゃんも。
ハッピーエンドの映画はやっぱりいいなぁ。