「冷たい熱帯魚」と「アブラクサスの祭」

この間の3連休の最終日。映画を2本観ました。
まずは「冷たい熱帯魚
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R18指定。暴力とエロの凄まじい映画でした。
でんでん演じる村田がすっごい悪い人なんだけど、軽妙な演技でそんなに悪い人に見えないところが怖い。
よくあんな映画作ったなーって監督さん、スタッフさん、そしてキャストのみなさんに拍手を送りたい。
観終わったあと、全身の力抜けた。映画にパワーを吸い取られた感じ。


続いて「アブラクサスの祭
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薬を飲んでノイズを押さえる。うつ病のお坊さんがライブ実現に向けて
原作のエピソード織り込みつつも映画は別の作品として仕上がってた。
迷った浄念が荒れた海の岩の上でギターを掻き鳴らすシーンと、何と言っても自分が暮らす町に向かってのライブのシーン、すごい迫力だった。
一番好きなシーンはライブ始める時に、目を閉じて祈るようにピックを掲げるところ。
浄念が僧侶になる前のバンドメンバーとか、最後のライブの東京からのゲストとか、豪華ミュージシャンの競演でした。あー、スネオヘアーのライブ見たいなぁ。
スネオの演技もよかった。けど、もうちょっと痩せてから脱いでほしかった(笑)
他人にとってはノイズでしかない音も自分にとっては愛しい音楽。その逆も然り。
浄念をとりまく人たちが、みんな良い人で、なんだか温まる映画でした。
真逆の作品観た後だったので(笑)、救われた感じ。