横道世之介

先日日帰りで東京に行った時の行き帰りの新幹線で読みました。

横道世之介

横道世之介

もうすぐ家を出て新しい生活を始める次男と世之介を重ねながら読みました。
って、全然タイプ違うんだけどね。
世之介、なんだかにくめない人だった。ほんわかと描かれる世之介の大学1年生の四季。
時代設定が80年代っつーのが私にはわかりやすくていい!
その後の世之介の運命と写真のエピソード、泣ける。


帰省中に難民の赤ちゃんを自分の手では救えなかった世之介が、数年後、ホームから転落した人を救ってあげたってことだよね。
せつない。大学1年生から先の人生もきっと幸せだったんだよね。引っ越しはしたのかな?クーラーは買ったんだろうか?
そういうこといろいろ心配したくなる愛すべきキャラクターでした。横道世之介って人。読後感が心地よい。