YOUNG DIRECTORS A GO GO! 〜ndjc 傑作選

往復電車で3時間かけて1時間の映画を観るために元町映画館まで行ってきました。
ndjc (若手映画作家育成プロジェクト)とはこれです。作品を紹介したパンフをもらったんだけど、どれもおもしろそうだった。

この日上映されたのは、
 「琥珀色のキラキラ」
 「アンダーウェア・アフェア」
の2本。



綾野剛出演作品見たいという不純な動機で行ったんだけど、2本ともおもしろい作品でした。


琥珀色のキラキラ

ストーリー
おかっぱ頭の涼子はちょっと内気な中学一年生。二年前に母を病気で亡くしてからはずっと父・省三との二人暮らし。そんな藍沢家に三ヶ月前、突然、髪を頭の上でキュッと束ねた関西弁の道子さんがやって来た。家族のようで家族でない微妙な三人の琥珀色の物語。
[30分]

出演
尾野 真千子、松原 菜野花、滝藤 賢一、長宗我部 陽子、
小市 慢太郎

オノマチさん、関西弁での出演!「キラキラの琥珀色」ってのはつまりオシッコのことで、検尿にまつわる家族の絆を描いた笑いあり、涙ありのホロリとしたお話でした。30分って短い時間にいろいろつまってて、でもきれいにまとまってた。普通にハッピーエンドで終わらなかったところが良かった。(あれはあれでハッピーエンドなんだろうけど。)



◆アンダーウェア・アフェア

ストーリー
寂れた田舎に暮らす主婦・朝子。保育園の園長である夫とは別居中。5歳の息子と二人で生活している。一方、少女時代の朝子は、母と妹と都会の狭く汚い団地で暮らしていた。太ももの傷と、下着と、匂い・・・。ふたつの時代、それぞれの思いがけない一日が交差する。
[29分58秒]

出演
東 加奈子、小野 ゆり子、広瀬 麻百合、綾野 剛、山中 崇

高校時代の朝子かわいいなーって思ってたら、この人が小野ゆり子さんだったのか。大森南朋と結婚した人ですよね。
こちらはストーリーがちょっと複雑で途中まで私の頭の中ハテナマークいっぱいだったんだけど、いろいろ自分の頭の中で繋げて最後には納得できた。
特別な下着は女の人をちょっと違う世界に連れて行く。そして日常の慣れ親しんだ匂いに人は安心するものなんだね。
で、綾野くん、なんで突然コーヒーを入れに日中家にひとりでいる人妻の部屋を訪れたのか。その理由を知りたい。


あ、元町映画館は、商店街にあるこぢんまりしたいい感じの映画館でした。映画通な人が集まりそうな場所。京都で言うと、みなみ会館みたいな感じかなー?
「映画観に行くから帰るのちょっと遅くなる」と出先のオットにメールしたものの、元町まで来てることはナイショだったので(笑)あまり時間なくて映画だけ観て帰ったけど商店街もおもしろそうだった。今度またゆっくり行ってみたい。