斉藤和義 弾き語りツアー「十二月〜2012」@オリックス劇場
せっちゃんの弾き語りの全国ツアーってかなり久しぶり!
大阪での「十二月」は三年前の大阪城ホール以来。そして、オリックス劇場と名前が変わった旧厚生年金会館。ここに来るのもかなり久しぶりでした。確認してみたら2011年3月11日の月が昇ればツアーぶりでした。
なんかロビーが狭くなっていたような気が、、、トイレや階段はきれいでした。
以下、ネタバレありです。
ステージには斉藤画伯が書いたドクロマーク。
中央にカーペットが敷かれててそこにマイクとギターがずらりと並んでて、両サイドにキーボードがセッティングされてました。
ほぼ定刻通りに開演。
せっちゃん、アニマルプリントのシャツ(胸のボタン開け過ぎ。w)に黒のパンツというシックな装い。
前半はお客さんは着席。照明も暗めでなんか緊張感が漂ってて、歓声もいつもより少なめ。
「大阪なのに静かだね」
ってせっちゃんが言った途端、みんな叫ぶ叫ぶ(笑) 「さいとうかずよしさーん」ってフルネームで呼ぶ子供の声に照れるせっちゃん、かわいかった。
リズムボックスつかったり、ループマシンつかったりしながら、いろんな音をひとりで出すせっちゃん。ギターの交換も自分でやって、その仕草も見とれるぐらいかっこよかったです。
セットリストも「次何来るか?」ってワクワク。久しぶりに聴く曲もたくさんあったなぁ。いろんなこと思い出しながら聴いてました。長いおつきあいだもんね。
マニッシュボーイの対バンツアーがとにかく楽しかったそうです。で、今回はひとりで、さみしいんだって。暗めの曲が多いのはその反動らしい。(笑)
あと、斉藤和義先生の音楽の授業。みたいな機材の紹介がおもしろかった。
「LOVE&LOVE」で使用のシンセは下北沢で5,000円で買ったビクターの製品だそうです。
「You&Me」の前に愛用のリズムボックスの説明。プログラミングができない古いタイプなので、これに合わせるしかないと。「これはボサノバ、これはワルツ、これはジャズ」って言いながら、ギター弾いてくれたりしました。この曲で使用した、リッケンバッカーは買ったばかりで、せっちゃんが生まれた1966年製。ネックの裏とか塗装がはげてるそうです。自分もこんな髪(←染めてる)だからそのうち禿げるかもしれないけど、嫌いにならないでね〜だって(笑) はげ頭のせっちゃん、、、想像できない。
「君が百回嘘ついても」で、ダブルネックギターとループマシンの説明。ダブルネックギターは「3Pやってるみたい」なんだそうです(苦笑)普通のダブルネックは12弦と6弦だけど、せっちゃんのは上が6弦で下が4弦。ループマシンは最近使ってる人が多いから買ってみたけどまだうまくつかえてないって言ってました。
「蕎麦屋」と「月影」で弾いてたオルガンみたいな音が出るのはなんて言うのかなーって検索してみたら「メロトロン」って言うんですね。フワフワした暖かい音でした。
「君が百回〜」は、ダブルネックギターで演奏した音をループマシンで再生させて、せっちゃんステージから退散。「え?」って思ってたら、ドラム叩きながらスタッフさんに運ばれて登場。この移動、思ったよりスピードが出て舞台から落っこちるんじゃないかと怖かったそうです。
ここからお客さんも立ち上がって、後半はせっちゃんも立ってギター弾いて盛り上がりタイム。手をあげたりコール&レスポンスしたりしたりと楽しかったです。
グレッチ弾きながら歌った「名前をよんで」がすごく味があってよかった。
「メトロに乗って」のオベーション12弦の音もステキでした。
「Are you ready?」とか「I Love Me」とかとにかくアウトロがかっこよくて、終わったあとの歓声もすごかった。鳴りやまない拍手!それにこたえてピック投げるせっちゃん。でもそれがヒラヒラ〜ってそんなに飛ばないところがスキです。
「月光」の"百人の女と寝たおっさん"のところ、語り口調で歌ったあとの、「そんなの家族に決まってるでしょう」にうぉーってなりました。
アンコールの2曲目はその場で決める感じなのかな?
この日は「ワンダフルフィッシュ」弾き終わったあと、左手がつりそうだったって手をブラブラ振ってました。
照明やステージの演出もとてもステキでした。広いステージに大きな木が1本あって、それが、アンコールの最後にクリスマスツリーになるんですよ。
「表参道」の最後、せっちゃんが"シャンシャン"って鈴を鳴らしてくれるの。微笑ましいエンディング。ステキなクリスマスプレゼントでした。せっちゃんと手をつなぎたーい(痛)
01.何処へ行く
02.アメリカ
03.愛に来て
04.メトロに乗って
05.ウサギとカメ
06.負け犬の歌
07.Are you ready?
08.雷雨決行(クロマニヨンズのカバー)(キーボード)
09.LOVE&LOVE(シンセサイザー)
10.蕎麦屋(中島みゆきのカバー)(メロトロン)
11.月影(メロトロン)
12.名前を呼んで
13.印象に残る季節
14.You&Me
15.ずっと好きだった
16.君が百回嘘ついても
17.僕の踵はなかなか減らない
18.LOVE&PEACE
19.BAD TIME BLUES
20.I Love Me
21.やさしくなりたい
22.月光
EN.
23.ひまわりの夢
24.ワンダフルフィッシュ
25.表参道