少女は自転車に乗って

その後、久しぶりの京都シネマで映画。

 公式サイト

映画館の設置が法律で禁じられているサウジアラビア初の女性監督ハイファ・アル=マンスールが、同国俳優を起用し、すべて国内で撮影したサウジアラビア初の長編映画。10歳のおてんば少女ワジダは、幼なじみの少年アブドゥラと自転車競走がしたいが、母親は女の子が自転車に乗ることに反対する。そんな時、学校でコーラン暗唱コンテストが行われることになり、ワジダはその賞金で自転車を買おうと一生懸命コーランの暗唱に取り組むが……。女性がひとりで外出することや車を運転することが禁じられている同国で、ひとりの少女が女性として生きることの厳しさに直面しつつも、前向きに生きる姿を活写する。

一夫多妻とか、女性は外出するときは肌を出してはいけないとか、車の運転もダメとか、ワジダの同級生が20歳の男性と結婚したりとか、イスラムの戒律に驚くことばかり。
でも少女たちは、音楽が好きで、サッカー選手にも興味があって、こっそりペディキュアも塗ったりするし、プレステでゲームだってやる。
自転車を手に入れるためにコーランの暗証大会に挑むワジダ、かっこよかったです。
アブドゥラくんが「大きくなったら結婚しよう」ってプロポーズしちゃうところ、微笑ましかったなぁ。アブドゥラくんが大人になった時は、女性がもっと自由に生きることができる世界になっていればいいのにね。

ワジダも学校の上級生も、校長先生もお母さんも、みんなとっても美人でした。