天使の分け前

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京都シネマで観賞




イギリスの名匠ケン・ローチが、カンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞したドラマ。スコットランドを舞台に、恋人や家族からも見放されていた青年が、信じられる仲間を得たことで前向きになっていく姿を、笑いや涙を交えて描く。ケンカの絶えない人生を送るロビーは、恋人レオニーや生まれてくる赤ちゃんのために人生を立て直そうとするが、なかなかまともな職に就けず、またもトラブルを起こしてしまう。服役の代わりに社会奉仕活動を命じられ、そこで3人の仲間と出会ったロビーは、奉仕活動指導者でウイスキー愛好家のハリーからスコッチウイスキーの奥深さを教わり、テイスティングの才能が開花。仲間とともに1樽100万ポンド以上する高級ウイスキーに人生の大逆転をかける。脚本はローチ作品おなじみのポール・ラバーティ。

子供が生まれたことをきっかけに、「まともに生きよう」と決意するロビーだけど、なかなか思うようにうまく行かない前半の展開。
後半はクスクス笑ってハラハラドキドキな展開。そして最後はハッピーエンドでちょっとほろりともさせられて、「"天使の分け前"ってそういうことね!」って納得して終了。いい映画でした。